私は「高校生の息子」を持つ主婦です。
息子は中学受験をしました。
小学校3年生から進学塾に通い始めて、小学校6年のときは、
親も子も受験一色の毎日を送っていました。
死に物狂いで勉強して、希望の中学校に入学できたときはそれはそれは息子が誇らしかったです。
入学したてのころは、受験の緊張感から開放されて羽をのばしていました。
そんな息子はだんだんと勉強しなくなってきた経験と私が感じたことをお話したいと思います。
Contents
勉強に飽きたときの心情とは!?気持ちを受け止めた上での対応を取ろう
受験も頑張ったんだし、大目に見ようとはじめは思っていました。
部活動も始めて中学校生活にも慣れてきていました。
徐々に落ちる成績
小学校では、成績優秀な方だと思っていたのですが、中学校に入ると真ん中の下?くらいの成績になりました。
だんだん学年があがるにつれて勉強しない時間が増えてきました。
高校は進級テストに合格しなければいけないので、このときは少しは勉強をしていたようです。
終わってしまうとぱったりやる気がなくなってしまいました。
部活もやめてしまい、家ではスマホをいじっている姿しか見れなくなりました。
高校生の男の子です。
どうして勉強しないのかきくと
「もう飽きたんだ。」と言います。
なかなか話もしてくれないし、口うるさくしても逆効果かもと親の方が気が気ではありません。
息子の成績は下から数えた方が早くなってきてしまったのです。
ママ友への相談
そんな時、私はママ友に相談しました。
彼女も同い年の息子さんと4つ年上の娘さんがいていつも相談に乗ってもらっていました。
彼女からは、できるだけ息子君の気持ちを理解してあげてほしいこと。
勉強うんぬんではなくて息子の今の状況をよく分かった上で対応するといいよと教えてもらいました。
早速、私は息子の様子をよく観察することにしました。
学校にはまじめに行っています。
授業が終わったらまっすぐ帰ってきていました。
今までは友達とどこかによってから帰ってきてたのにおかしいなと気が付きました。
そこで息子と同じ学校に通う女の子のいるママ友に相談してみることにしました。
女の子は周りをよくみていて、今までも何度も助けられたことがあったからです。
息子はどうやらクラスになじめていないようでした。
高校に入って回りは進路をもう決定している子もいて、進路に向けた勉強を始めている子も多いクラスなのだそうです。
みんなが生き生きと自分の進路の話をするなか成績も思うように伸びず、進路もはっきりしない息子はだんだんクラスのみんなと距離を置くようになって今では一人でお弁当を食べているそうです。
それであんな毎日元気がなかったのかはっきりと分かりました。
息子が抱えている悩みを知ることができて、今まで勉強勉強言っていて悪かったなあと反省しました。
きっと学校に行くこと自体辛かったのではないでしょうか?
そこから私は今までの自分の子育てを反省しました。
勉強が嫌いなのは親のせい?!どうすれば勉強を好きになれるのか!?
身体が弱かった息子
息子が小さいときのことから遡ってみました。
息子は未熟児で産まれた事もあって、よく病気をしていました入院も6回して大騒ぎしていました。
幼稚園も病気でほとんど通えなくて、行けば熱を出していました。
小学校に上がると体育は苦手で図書室でよく本を読んでいたそうです。
男の子にからかわれることもあって、できれば公立の中学校ではなく私立の中学校の方がこの子にあっていると思って中学受験をさせました。
私に反抗したこともなく塾に行きなさいと言えば文句も言わず行き、休みの日もわたしがいうとおり勉強していました。
言われるがままの生活
こんな生活をずっと続けていたからか、息子はすっかり自分をなくしていました。
私の言うとおりにしていれば、いいやという感じでした。
中学高校にあがり周りとの差もはっきり本人は感じたことでしょう。
親である私が、良かれと思ってすべて決めてきてしまったのが悪かったです。
勉強は本当は好きだったと思います。
でも、受験用じゃないとか言って全て私の思うように変えさせていました。
それが今の息子の勉強嫌いを引き起こしている。そう結論付けました。
そう気が付いてから私は息子の気持ちを共感することを心がけています。
急に勉強をする!
なんて変化はありません。
理解することでの息子の変化
でも、私が変わったことで、息子がチラホラと学校のことを話してくれるようになりました。
前は友達と遊ぶこともなかったのに、最近は寄り道して帰ってきています。
子どもが心配のあまり取っていた行動が、こんな悪影響になるなんて思ってもいませんでした。
いま気がつけて軌道修正している途中です。
長い道のりになるかもしれませんが、息子と頑張りたいと思っています。
同じ同学年でも医学部などを目指す学生はモチベーションが違います。
そんな意識の高い同級生と接する機会を作るのも一つの方法かもしれません。
※勉強したくない大学生の選択肢とは?!どのような進路がある?!
まとめ
私自身現在進行形の悩みです。
息子の問題はもちろんまだまだ解決していません。
勉強をしなくなったのには、深い理由があったことに気が付かせてくれたママ友や娘さんには感謝の気持ちでいっぱいです。
このことで私自身も振り返る機会にめぐり合えたことに感謝して、これからも息子を支えていけたらなと考えています。