今回は兵庫県朝来市和田山町にある竹田城跡についてです。
この竹田城跡は「天空の城」、「日本のマチュピチュ」と呼ばれ有名です。
また秋の早朝に朝日に照らされて「雲海」がかかることで観光客も年々増加しておりシーズン中は駐車場も満車になることも。
効率よく見れるよう竹田城跡から見る雲海についてまとめていきますので参考にして頂けたらと思います。
竹田城跡【兵庫】 pic.twitter.com/LUr9ROjwyB
— 日本の絶景【侘び寂び】 (@kuratasui) 2019年1月2日
Contents
竹田城跡とは?
そもそも竹田城跡とは2006年に日本百名城として選定されました。
廃城から400年経ってもなお、石垣の状態が当時のまま現存している山城遺跡として全国でもまれな完存する遺構であり、虎が臥せているように見えることから「虎臥城(とらふすじょう・こがじょう)」とも呼ばれています。
特徴として四季に合わせて、春は桜が咲きほこる、夏は新緑の若い息吹、秋は紅葉で秋の色に染まる、冬は雪による雪化粧をまといます。
これだけでも名所として十分かと思えますが、秋のシーズンになると「雲海」が表れて「天空の城」、「日本のマチュピチュ」と呼ばれる理由も納得です。
観光客が増える為、平成24年に竹田城跡が「恋人の聖地」として任命されました。
以後はカップルやカメラマンが多く訪れています。
観覧料金:大人(高校生以上)500円/1人 中学生以下:無料
年間パスポート:1,000円(毎年4/1~翌年3/31)
春:スプリングシーズン
3月1日~5月31日:午前8時~午後6時(最終登城:午後5時30分)
夏:サマーシーズン
6月1日~8月31日:午前6時~午後6時(最終登城:午後5時30分)
秋:雲海シーズン
9月1日~11月30日:午前4時~午後5時(最終登城:午後4時30分)
冬:ウインターシーズン
12月1日~翌年1月3日:午前10時~午後6時(最終登城:午後1時)
※1月4日~2月末までは休城で入城不可能となっています
雲海を見れる時期とは?
9月下旬~4月上旬の早朝で、時間は明け方から午前8時頃までです。
特に11月下旬~12月上旬が最も雲海が出やすい時期になります。
中でも12月下旬~2月末までは雪が積もることもあるので、車でお越しの際はチェーンは必須です。
また天候が悪い時は閉められていて入れないこともあるようです。
雲海を見る為の条件とは?
・前日の夜に冷え込む
・翌日にはよく晴れて暖かくなる(寒暖差は10℃以上)
・風が少ない
事が条件になります。
現地では「霧注意」の表示が出ていれば雲海が出る可能性が高いそうだ。
狙い目としては「最高気温」「最低気温」の差が大きい翌日早朝です。
そして前日から3日以内あたりに雨が降っていると可能性は高いと言えます。
おまけに晴れ情報が出ていると良い雲海の風景に出会える可能性は期待ができます。
竹田城跡へのアクセス
車と電車で可能となっていますがバスが出ていることもあるので利用できる時は利用してみるのもいいかもしれません。
電車の方
まず電車でお越しの方はJR竹田駅になります。
ICOCAは利用不可です。
ここから徒歩か天空バスを利用するといいかもしれません。
ただ天空バスは11月末までですのでご注意を!!
参考に料金は竹田駅~竹田城跡間:大人/260円・子供/130円です。
往復する方は1日フリーパス券が良いかと思います。
天空バス1日乗車券:大人500円・子供250円となっています。
車の方
「北近畿豊岡自動車道・播但連絡道」の「和田山IC」を降りて「和田山インター前交差点」を左折
1kmほど進み、2つ目の信号「加都交差点」を右折
2kmほど進み、播但連絡道路の高架(虎臥城大橋)をくぐって、すぐ左折(大きな看板あり)
700mほど進み、「山城の郷」へ(一般車両はここまでしか乗入できません)
その後は徒歩、タクシー、バスなどで「中腹駐車場」へ
それから700mほど上り坂を歩いて登ります。
竹田城跡到着!!
近隣の駐車場
A山城の郷駐車場
〒669-5255
兵庫県朝来市和田山町殿新井土13−1 山城の郷付近の駐車場
普通車:100台
バス(大型バス):10台(要予約)
時間:9時~16時まで
料金:無料
竹田城跡までは一般車両は通行不可のため、徒歩か天空バスかタクシーになります。
徒歩だと約36分(21km)でやや遠いです。
天空バスは朝8時~17時まで運行していて150円で利用できます。
時間が合う時は利用したいですね。
竹田城跡まで一番近い中腹第2駐車場(バス専用)まで行けます。
その後は徒歩17分(900m)です。
B1竹田城跡・立雲峡駐車場
〒669-5252
兵庫県朝来市和田山町竹田
普通車:100台
24時間営業
料金:無料
※この駐車場は航空写真からだと確認できましたが、上記竹田城跡へのアクセスにある引用地図のB1になります。
目印は「竹田の交差点」です。
距離として竹田城跡まで徒歩約30分です(1.9km)
竹田駅からのコースですと山道を登るので、山城の郷から行くよりもキツイです。
竹田城跡まで徒歩31分(1.9km)です。
B2竹田城下町駐車場
〒669-5252
兵庫県朝来市和田山町竹田2466番地-2
普通車150台:バス5台
24時間営業
料金:無料
竹田城跡まで徒歩31分(2.1km)です。
ここから行くなら時間はかかりますが、比較的坂が緩い、
東登山道から行くのがおすすめです。
C1竹田まちなか観光駐車場
〒669-5252
兵庫県朝来市和田山町竹田
普通車:60台
7~21時
料金:無料
竹田城跡まで徒歩24分(1.6km)と、
自家用車が停められる駐車場としては、竹田城跡に最も近いです。
ただ他の駐車場と比べると時間があるので注意が必要です。
C2竹田区駐車場
〒669-5252
兵庫県朝来市和田山町竹田650
普通車:70台
土日のみ営業
料金:無料
休日のみの臨時駐車場です。
D立雲峡駐車場
〒669-5252
兵庫県朝来市和田山町竹田
普通車:50台
24時間営業
料金:無料
竹田城跡の魅力
調べてみると「夜明け前」と「日の出後」と2つ見応えがあるようです。
それは景色がガラッと変わるからだそうです。
夜明け前
流れ星も確認できるほどの満点の星空。
そこにうっすら青白く輝く雲海。
11月上旬は月が出ていて明るい雲海も見られるとのことだ。
月光の星空も生で是非見てみたいものです。
日の出後
また朝日が昇り始めてからは太陽の光で朝霧の色が黄金色から白色へと徐々に変化して、
ゆくゆくは青空に白い雲海が取り巻く美しい風景になるとのことです。
是非とも見てみたいものです。
準備しておくべき物
懐中電灯
今風なスマートフォンのライトでも十分ですが、常に手に持つのも登山道は煩わしいかと思います。
一番楽なのはヘッドライト型。
近年は軽量化されて、点灯時間も長くて両手が空くのが利点です。
雨具や防水素材の対策
雲海が目的で行く方がほとんどかとは思いますが、雲海に包まれた時は瞬く間に水蒸気に包まれて濡れてしまいます。
さらに寒くなり、カメラなどにも露がついてしまいます。
撮影ギリギリまでは鞄の中に置いておいて、撮影のときだけ取り出すのがいいでしょう。
そうなると携帯だと防水対策を行っておく方がいいかと思います。
防寒具
登山やハイキングに慣れている方は十分承知の上かもしれませんが、初めてお越しになられる方も多いと思います。
夜明け前からですと、特に寒さは半端ではありません。
手首や首元、胴回りはしっかり隙間なく服の内側を暖める工夫が必要です。
10月は最低気温は9度前後ですが、11月中、下旬は最低気温2、3度までの寒さになるのでカイロなどあるといいかもしれません。
まとめ
いかがでしたか?
雲海の中に入り竹田城跡から周辺を見るのは簡単にはできそうもないようです。
ただ、苦労した分見る価値は十分にあるかと思います。
登頂される際は準備を怠らず、安全に行えたらと思います。
ぜひ見れるといいですね!