妊娠4ヶ月頃になると、次第に悪阻も治まり、妊娠初期に比べると体が少し楽になる時期です。
悪阻が治まり、体を動かすことができるようになってくるので少し遠くへ足をのばしてみたくなってくる時期でもあります。
しかし、一般的に安定期と呼ばれる5ヶ月までは、できるだけ穏やかに過ごすことが望ましいです。
悪阻が酷かった人にとって悪阻のない生活はとても快適に感じられますが、一気に体に負担をかけてしまうと、その後お腹の中の赤ちゃんに影響を及ぼす可能性もあります。
そのため、少しずつ体を慣らしながら、心身共にリラックスできる環境で生活をするように心がけましょう。
そうとは言っても、全くストレスがない環境で生活することは実際には難しいものですよね。
仕事や家事などやらなくてはいけないことがたくさんあり、時間に追われてストレスを感じてしまう方も少なくないでしょう。
とくに多くの妊婦さんがストレスに感じるのが、義理実家への帰省です。
義理実家への帰省が決まった時点からストレスを感じてしまう妊婦さんは多いのではないでしょうか。
そこで、妊娠4ヶ月の妊婦さんが義理実家へ帰省することになった場合どのようにストレスを感じてしまうのか、妊娠中は帰省を止めるべきかなど考えていきたいと思います。
妊娠中の義理実家へ帰省はどれくらいストレスなのか?
妊娠中は体の変化だけでなく、心にも変化が表れてきます。
これは決して珍しいことではなく、妊娠によってホルモンバランスが変わり、精神的にも情緒不安定になってしまうのです。
そのため、妊娠していない時期であれば、苦手な義理実家への帰省も何とか乗り切れたのに、妊娠4ヶ月現在では以前よりも強くストレスを感じてしまうこともあります。
実際に筆者も妊娠前まではさほどストレスを感じなかった義理実家への帰省も、妊娠中はストレスを感じていたように思います。
その背景には、家にいれば体調が悪くなれば誰にも気兼ねせずにすぐに横になれるのに、義理実家に行くとそう簡単には横になれないという不安があったからです。
主人は、
「妊娠中なんだから実家でゴロゴロ寝ていればいいんだよ。」
と簡単に言っていましたが、姑がいる目の前でゴロゴロ横になるにはかなり勇気が必要ですよね。
今思えば、妊娠中で普段より敏感になりストレスを感じやすかったのだと思います。
このように妊娠中は普段よりも強くストレスを感じてしまいがちなので、義理実家への帰省が日頃から辛いと感じている方は、さらに強く辛いと感じてしまうでしょう。
しかし、なかなか義理実家へ帰りたくないとは言えないですよね。
そこで、ご主人にお願いしてできるだけストレスが軽減できるよう配慮してもらうようにしましょう。
ご主人に上手に話をし、ご主人から義理実家の方へ前もって連絡をしてもらえるとかなり気持ちが楽だと思います。
・まだ悪阻が残っているので家事が手伝えないこともある
・安定期に入ってないから疲れたら横にならせてあげてほしい
など義理実家が不快に思わないように、言葉を選んで伝えてもらうと、
「産まれてくる孫のためにお嫁さんには体を大事にしてもらわないと。」
と思ってくれる義理実家も少なくないと思います。
ぜひ妊娠中の自分の心身の変化をきちんとご主人に話し、義理実家への帰省を止めるのではなく、自分とご主人、義理実家全員が気持ちよく過ごせるように配慮するようにしてみてはいかがでしょうか。
妊娠4ヶ月は帰省しない方がいい?いつからなら帰省してもいい?
妊娠中は決して家で安静にしなくてはならないわけではありません。
そのため、体調が良ければ少し遠出をしてみたり、実家に帰省しても大丈夫です。
しかし、実家が遠方にある場合には、あらかじめ帰省先で何か起こったときに対応してくれる産婦人科をチェックしておくようにしましょう。
普段から診てもらっている産婦人科であれば、妊婦健診の情報があるのですぐに対応ができますが、初めての産婦人科では対応に時間を要してしまう場合があります。
万が一のことを考え、帰省する際には産婦人科があるか調べておき、母子手帳と保険証を持って帰るようにしましょう。
帰省の手段としては、飛行機や新幹線、車がありますが、こまめに休憩したり、辛い体勢を崩しやすいのは車ですね。
飛行機や新幹線は、すぐには止まれませんし、横にも座っている人がいると体を崩すことも難しくなります。
しかし、移動時間などを考慮すれば新幹線や飛行機が早い場合もあるので、そこは自分に合った交通手段で帰省するようにしましょう。
帰省に好ましい時期としては、安定期に入ってからの5ヶ月以降がベストだと言えます。
安定期に入るまでは、悪阻や体調の変化が見られるので、途中で気分が悪くなってしまうことも考えられます。
さらに妊娠後期になると、お腹が大きくなるので長時間座っているのが辛くなってしまうこともあるため、出産直前などの長距離の移動は避けることがおすすめです。
まとめ
妊娠中は体調や精神面に変化が表れたり、お腹が大きくなって行動が制限されるようになってきます。
そのため、旅行をしたり実家へ帰省することになれば、配慮が必要になってきます。
とくに義理実家への帰省は、移動の体負担だけでなく、精神的にも負担がかかることも考えられるので、ご主人に協力してもらい、義理実家への帰省が心身共に負担にならないように配慮してもらいましょう。
妊娠中の体調面や赤ちゃんの様子は、人それぞれ異なりますので、本やネットの情報だけを鵜呑みにせず、自分の体調を見ながら行動をすることが重要です。
無理して後に赤ちゃんと妊婦さんの体に何か異変が起きてしまっては、帰省したことを後悔することになりかねません。
そうならないためにも、妊婦さんの体調を第一に考え、無理のない帰省をするようにしてくださいね。