お盆やお正月などパパの休暇が長い時期に、実家へ車で帰省される方は多いと思います。
とくに子供連れのファミリーは、新幹線や飛行機などと違って車内で子供がぐずってしまっても周囲に迷惑をかける心配がないので、パパママにとっても安心の交通手段と言えます。
しかし、車に乗る時間が長ければ長時間じっとすることができない子供にとっては、辛い時間になってしまうことも考えられます。
自分で遊んだり食べたり、トイレの意思表示ができる子供であれば、ママとお話しながら時間を過ごすことができますが、まだ意思表示ができない子供連れの場合はしっかりと準備をしてから車に乗るようにしましょう。
まだまだミルクや母乳がメインの0歳児を連れて移動する場合には、SAなどの情報を収集しておき、車の渋滞などに巻き込まれてしまっても対応できるよう万全に準備をしておくことが大切です。
それでは、0歳時を連れて車で帰省するときに注意すべき点や必要な持ち物についてお話していきたいと思います。
Contents
0歳児を連れて帰省するとき車で気を付けるべきこととは?
まず、赤ちゃんを車に乗せて帰省する際には、しっかりとチャイルドシートが固定されているかを確認しておきましょう。
チャイルドシートを適切に設置していなければ、万が一事故が起こってしまった際に大変なことにつながってしまう可能性があります。
チャイルドシートを使用すれば、1~2ヶ月頃から車での移動は可能になりますが、それでもまだまだ首や腰が座っていない赤ちゃんにとっては負担になってしまうことも考えられます。
そのため、できるだけ体の状態が安定し始めた頃から長距離の移動を試みることが望ましいと思います。
6ヵ月未満の赤ちゃんの車移動についての注意点
それではまず座ることができない6ヶ月未満の赤ちゃんの移動についての注意点を挙げていきたいと思います。
6ヶ月未満の赤ちゃんは寝かせた状態での移動になることが多いので、狭い空間で同じ体勢になることにストレスを感じ、ぐずりやすい傾向にあります。
そのため、こまめにSAなどで休憩をはさみ、チャイルドシートからおろしてあげるようにするとストレスも軽減するでしょう。
ここで注意しなければならないのは、走行中に赤ちゃんがぐずり始めても決してチャイルドシートからおろして抱っこをしてはいけないということです。
泣いている赤ちゃんが横にいれば、誰でもすぐに抱っこしてあげたくなりますが、とくに高速道路での走行中は、とても危険です。
赤ちゃんが泣いていてもあやしながら次のSAやPAまで移動するようにしましょう。
6ヵ月以上の0歳児の車移動についての注意点
次に6ヶ月以上の0歳児の車移動についての注意点を見ていきましょう。
6ヶ月以上になるとお座りができるため、座って外の景色を楽しんだり、おもちゃで遊ぶなど行動範囲が増えます。
それでもベルトが装着されているので、思うように動けないことにストレスを感じてしまいがちです。
そのため、6ヶ月以上の赤ちゃんがぐずり始めた場合は、お気に入りのおやつやDVD、おもちゃなどで気を紛らわせることができるように準備しておきましょう。
そしてSAなどによっては滑り台などがあるキッズスペースを設けている場所もあるので、あらかじめチェックしておき、少し遊ばせて気分転換させることもおすすめです。
そして月齢を問わず注意しておかなければならないことは、温度調整です。
0歳の赤ちゃんはまだまだ自分で体温調整を行うことができません。
そのため、真夏であればチャイルドシートの背中部分に汗をかきやすく、不快感を感じて泣くことがあります。
体温調整をするために、赤ちゃんの横にはママが座るようにし、こまめに赤ちゃんの様子をチェックしてエアコン調整などを行うようにしてあげましょう。
0歳児を連れて帰省する時の忘れたくない持ち物とは?
0歳児を連れて車で帰省する際に忘れたくない持ち物がいくつかあります。
・オムツとおしりふき
・粉ミルクとお湯
・お茶や水
・着替え
・ブランケット
・タオル
・お気に入りのおもちゃ
・離乳食やおやつ
これらは車内ですぐ取り出せるようまとめてバッグに入れておくと安心です。
オムツやおしりふきは絶対に必需品ですよね。
オムツの不快感でグズグズし始めることもあるので、こまめに取り替えてあげるとすっきりするでしょう。
そして母乳やミルクの赤ちゃんはお腹がすいてもグズグズします。
渋滞などで車が動かなくなってしまってもミルクを飲ませてあげられるよう用意しておきましょう。
そのほかにも寝た後にたくさん汗をかいてしまうことも考えられるので水分補給用のお茶や水、そして着替えやタオルを持参しておくと安心です。
温度調節に必要なブランケットも車に乗せておきましょう。
さらにお気に入りのおもちゃやおやつなどがあると少し気を紛らわせることができるので重宝します。
スマホでDVDなどを観せてあげるのもよいですね。
このように車内で赤ちゃんのお世話がスムーズにできるよう、バッグに一式まとめて入れて手の届く範囲に置いておくことで、ママの負担も少し楽になるでしょう。
まとめ
0歳児を連れての車での帰省は心配なことがとても多いかもしれません。
しかし、帰省すれば祖父母や身内の喜ぶ顔を見ることができますし、赤ちゃんにとってもよい経験となります。
そのためには、ママとパパが赤ちゃんにとってできるだけ不快でない環境を作ってあげ、準備万端で行動してあげるとよいでしょう。
0歳児の赤ちゃんが夜ぐっすり眠ってくれるようになっている時期であれば、運転するパパやママにとっては少し負担かもしれませんが、夜中に走って朝方着くようにすることもおすすめです。
運転するパパは大変ですが、赤ちゃんがぐっすり眠っている間に走ることで、ママも少し休むことができ、朝実家に着いた際に赤ちゃんの生活リズムが乱れを防ぐことができます。
寝不足になってしまったパパには、実家でゆっくりと休んでもらい、休めたママや実家の祖父母に赤ちゃんのお世話をお願いするなどして、赤ちゃんに普段通りの生活をさせてあげましょう。
このように少し工夫することで0歳児の赤ちゃんの車での長距離移動も大変さが軽減されます。
ぜひ0歳児の赤ちゃんがいるパパママは前もって準備をしてから帰省し、楽しいときを過ごしてくださいね。