断捨離が始まると、何もかもがゴミに見えてしまう時期があると思います。
わたしは10年間断捨離をしてきました。
正直に言って断捨離なんてしなければよかったと思った時期もありました。
また、こんなに捨ててしまいたいと思うのは、もしかして病気なの?
と思ったこともあります。
わたしの経験をまとめてみます。
物を思わず捨てすぎてしまう これは病気なのか?!
まず、わたしの断捨離との出会いを書かせてください。
わたしが子供を産んでから、ちっとも片付かない毎日にうんざりしていました。
毎日何かを探している時間ばかりで、子供の出したおもちゃを片付けては出されて片付けては出されていました。
自分ではなんとかしたいと、収納用品を揃えてはぎっちりしまいこんでは、出しにくくてリバウンドしてしまう片付けを繰り返していました。
そんな時に、断捨離に出会いました。
捨てるということは、頭に全くなくて、ガーンと殴られたような感じでした。
それからどんどん捨てていきました。
家にある物全てが、ごみに見えました。
使っていないものが溢れていました。
こんなに捨ててほんとに大丈夫なんだろうか?
家の中が空っぽになってしまうんではないか?
とあるとき心配になりました。
旦那も「大丈夫?なんかあった?」と心配してくれるほどでした。
断捨離をすることによって病気の変化
その頃、わたしはちょうど不眠に悩まされていました。
夜になって寝ようとすると悩み事がグルグル回ってなかなか眠ることができませんでした。
そのときに、断捨離をしていてなかなか捨てれないものがありました。
いつも、捨てるか捨てないか考えると進まないんです。
結局捨てずに押し入れの奥にしまい込んでいました。
それは、子供の小さいときに読んでいた「絵本」です。
夜寝る前に2冊選んで必ず読んでいました。
子供も喜ぶので、どんどん絵本は増えていきました。
子供も中学生になって、読み聞かせなんてもうすることなくなったのですが、なぜか捨てることができません。
そんな時に子供が不登校になりました。
理由も特にあるわけではないのに、朝になると起きれないのです。
無理に起こして連れていったこともありますが、一向によくなりませんでした。
その悩みでわたしも、『不眠』になっていました。
そんな時に、テレビでちょうど【断捨離】をされている方のドキュメンタリーがありました。
その方は、お嫁に行くときにお母様から渡された衣装箪笥が捨てれないと悩んでおられました。
しかし思い切って捨てたことで、お母様から受けていたプレッシャーや本当はもっと甘えたかった思いなどにも気が付いて自分らしく生きていけるみたいな内容でした。
このドキュメンタリーを見て、わたしもかなり勇気付けられました。
わたしも、思い切って絵本を捨てよう!
そう思うことができました。
廃品回収の日に全て捨てました。
捨てたら押入れがガラーンと空いていました。
それを見たときに、(ああ、わたし子育て頑張ったなあ)
と素直に思えたのです。
今までは、絵本を読み聞かせすると言うことは、わたしのたった一つ子育てで誇れるものでした。
でも、子供が不登校になってしまいわたしの自信も何もかもが崩れてしまいました。
わたしが子供を不登校にしたんだとも思いましたが、
絵本を断捨離したことで、わたしの気持ちが変わりました。
子供は子供の人生なんだ!わたしが何もかも決めてその通りにさせる必要もないし、子供の決めたことを応援してあげよう!
不登校も長い人生ちょっとくらい休んでもいいんだと思えるようになりました。
これから、わたしの不眠もかなり快方に向かいました。
深い深呼吸をして寝るとストンと眠りに落ちることができました。
そうこうしていると子供が学校に行き始めたんです。
それも何にもない日にです。
行事があるとか、友達が来てくれたとかではなく、「今日から学校行くわ。今まで迷惑掛けてごめんね。」といって学校にいきました。
わたしの子供への過干渉がもしかすると絵本が捨てれないということで表されていたのかもしれません。
絵本の断捨離がわたしの子離れだったのです。
まとめ
断捨離は自分との対話です。
捨てすぎてしまっていないか。
そんな思いにかれるときは、もしかするとあなたは今の生活から生まれ変わり違う生き方に変わるときかもしれませんよ。
どうかあなたらしい生き方を断捨離を通して見つけてくださいね!