5月5日の端午の節句に、男の子の成長を祝って飾る五月人形。
今ではコンパクトな物や、ガラス箱に入った物が主流となっています。
私も男の子がいますが、「もし飾らなくなった場合はどうしたらいいのかな?」とふと思ってしまいます。
処分の仕方に困っている方も多いのではないでしょうか?
そんな方々の為に、子どもが成長し、役割を終えた五月人形の処分の仕方を調べてみましたので、ぜひ参考にしてください。
Contents
五月人形は何歳まで飾るのが一般的?
昔から3月3日は「桃の節句」と言われて女の子の日で、5月5日は「端午の節句」と言われ男の子の日となっています。
五月人形は、子供の身代わりとなり、男の子の健康や成長を願って飾られるのが昔からの風習ですよね。
では実際に何歳まで飾るのが一般的なのでしょうか?
これには3つの諸説があります。
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七五三の最後の年である7歳
昔は子供の死亡率が高く、7歳までは神から授かった子供と言われていました。
七五三もここがルーツとなっていて、7歳を迎えた子供は、現世に立つという意味があるそうです。
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元服(成人の儀式)を迎える15歳
昔は15歳くらいで元服をしたそうで、この時期に合わせて五月人形の役割が終わりという諸説があります。
元服とは、昔の男の子の成人の儀式のことです。
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成人(20歳)を迎えたら
地域によって風習は異なりますが、現代では結婚したり、成人を迎えたタイミングで処分する方が多いみたいです。
五月人形の正しい捨て方とは?
五月人形を処分する方法はいくつかありますので紹介していきます。
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お寺や神社で供養してもらう
五月人形は縁起ものですので、「ちゃんと供養してもらいたい。」と思う人も多いでしょう。
実際にゴミとして捨てるより、供養してもらう方が一般的です。
近くの神社やお寺に問い合わせをしてみて、自分で持って行くのもいいでしょう。
各お寺によって値段などは異なりますが、「住んでいる地域 五月人形 供養」とネットで調べてみるとすぐ情報が出てきますよ。
また、人形供養代行サービスを行っている日本人形協会に相談してみるのもいいと思います。
毎年10月頃に行われる、東京大新宮の人形感謝祭で供養してくれます。
金額は5000円ですので、気軽にお願いできると思います。
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ネットオークションやリサイクルショップで売る
保存状態が良ければ、売ることも可能です。
中古品だとそんなに高くは売れないかもしれませんが、少しでもお金になりますよ。
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寄付する
「どこかに寄付して使ってもらいたい。」と思っている方は、お住いの自治体に問い合わせてみましょう。
五月人形を譲り受けたいと思っている福祉施設などを紹介してくれるそうです。
また、人形の寄付などを、海外の発展途上国への支援の一環として行っている団体もあるので、調べてみるのもいいかもしれませんね。
五月人形は粗大ゴミとしても大丈夫?
単刀直入に言うと、粗大ごみで五月人形を捨てることは可能です。
しかし、ゴミの処分の仕方など、自治体によって異なりますので、確認する必要があります。
五月人形には金属などの部品もついていますので、分別が必要な地域もあるでしょう。
また、有料の自治体もあり、料金はだいたい1000円前後です。
五月人形を粗大ゴミで捨てようと思っている方は、必ず自治体などに相談してみて下さい。
まとめ
五月人形の処分の仕方などを紹介させていただきました。
縁起ものである五月人形を、どう処分するかは個々次第です。
私も個人的には捨てるのに気が引けるタイプですので、ちゃんと供養したいなと思います。
住んでいる地域や家庭で様々なルールや考え方があると思います。
今回の記事を参考して頂けたらうれしいです。