飛行機にのった際に出される機内食。長時間のフライトをより楽しいものにするためにもおいしい機内食が食べたいですよね。
しかし、実際には機内食があまりおいしくないと感じている人が少なくありません。
・残してもよいものなのか?
・食べなくてもよいものなのか?
そんな心配をされている方に、機内食について参考になるお話をしていきます。
機内食を食べて気持ちが悪くなる人もいるがその理由は?
長時間のフライトの際に提供される機内食。
お腹がすいているはずなのに、食べると気持ちが悪くなってしまう方がいます。
それはなぜなのでしょうか。
実は、機内食自体に問題があるわけではなく「飛行機」と「人」に原因があるのです。
もちろん、美味しいとは思えない料理が提供されるケースもありますが、国によって味の好みが違うので仕方がありません。
飛行機内で食事を摂る場合には、騒音の中で食べるという行為をしなければなりません。
人間は静かな場所で食事をするより、騒がしい場所での食事に苦痛を感じてしまうそうです。
そして機内食についての研究結果では、飛行機内での食事では甘みを感じにくく、旨味が増幅して感じられるそうです。
他にも、乾燥している飛行機内では甘みと辛みの感覚は普段よりも鈍くなるようです。
これは気圧の低下により鼻の細胞膜が膨張することも関係していると言われています。
こういった理由から機内食を食べると気持ち悪く感じたり、不味いと感じてしまうのですね。
長距離のフライトでの機内食を食べることに不安を感じているのであれば、あらかじめおにぎりや飴、ガムなど手軽に口に入れられそうな物を持ち込んで搭乗すると良いかもしれませんね。
機内食は体に悪いのか?その理由とは?
飛行機内で提供される機内食は、体に悪いという噂を耳にすることがあります。
これにはさまざまな仮説がたてられ、多くの情報が飛び交っています。
しかし、実際はどうなのか。
実は、機内食は決して体に良いとは言えない食事だそうです。
理由としては、添加物が多く含まれている、栄養バランスが悪い、食事と一緒にスナック菓子なども提供されているということが挙げられます。
まず「添加物」についてですが、これは長時間常温で保存するために仕方のないことだと思います。
以前に機内食による食中毒が発生した事例もあるため、添加物を使用しても衛生的な食事を提供することを重視しているようです。
エコノミークラスに関しては、「全員同じ機内食」、もしくは「2パターンの機内食のみ」になりますが、ビジネスクラスやファーストクラスであれば機内食のメニューを選択することができます。
そのため、添加物の多さなどが気になる方であれば、ビジネスクラスやファーストクラスの質の高い機内食を選ばれることをおすすめします。
しかし、近年では少しずつオーガニックの機内食や添加物の少ない機内食の開発が進められているので、もう少し先には添加物が少ない安全な機内食が提供されるようになるかもしれませんね。
栄養バランスについては、炭水化物ばかり、肉のみで野菜がないというものまでありますがこれは航空会社によって差があります。
実際に筆者は数年前の海外旅行の際に、夜中にも関わらず、うどんと寿司のセットを提供されたことがあります。
夜中という時間帯のこともあり、少しきつかった記憶があります。
栄養バランスのとれた食事に関しては、国によっても異なるようです。
日本の航空会社の機内食は、比較的バランスがとれており、炭水化物、野菜類、肉か魚といった機内食が多いです。
お肉をよく食べる国の飛行機での機内食では、やはり大きな肉が提供され、野菜が少ないという印象です。
そのため、搭乗する航空会社によって合わない場合があるということを知っておくと良いですね。
そして食事の際にスナック菓子が提供されるという点ですが、これは機内食を食べることが出来ない人が手軽につまめるスナックとして提供されていると考えるのが妥当でしょう。
決して食事と一緒に食べなければならないというものではないので、無理して食べなくても大丈夫。
小腹がすいた時につまめるように、食事がさげられる際にも持っておくと良いでしょう。
まとめ
このように機内食に関しては、いろいろな条件が重なって不味いと感じたり、気持ちが悪くなってしまうケースがあります。
もちろん機内食は絶対に食べきらないといけないわけではありません。
気分が悪ければ残してもOKです。誰にも文句は言われません。
前もって機内食を断りたいのであれば、配られる際に、「No,thank you.」と伝えると提供されません。
客室乗務員も快く理解してくれると思います。
機内食に関して心配で長距離のフライトが苦痛…にならないように
「食べれなければ残そう」
「最初に断っておこう」
と気軽に考えるようにしましょう。