暑い夏や寒い冬に家庭の必需品となるエアコン。
このエアコンは、室内機を稼働させるだけでは使用することはできません。
外に置いてある室外機も一緒に動かなければ、室内のエアコンを動かすことができないのです。
そのため、室内のエアコンがストップしてしまったときは、外にある室外機を確認してみましょう。
室外機の外側に問題があるのか、内側に問題があるのかを確認する必要があります。
室外機が回らないのは内部の部品の故障が原因ではないこともよくあるので、両方の可能性を疑ってチェックしてみましょう。
些細なことや、室外機が備えているシステムが原因で室外機が自然に止まってしまうケースもあるので、
原因を判断し、落ち着いて対処してみることから始めてみてください。
それでは、どんなときに室外機が回らなくなってしまうのか、原因や対処法を説明していきますので、参考にしてみてくださいね。
エアコン室外機が回らない原因とは?
エアコン室外機が故障で回らない主な原因は、室外機の部品劣化などが挙げられます。
室外機は雨風に耐えることができるよう丈夫に作られてはいるものの、やはり年数の劣化や外部からの損傷によって故障することもあります。
室外機の中にある「ファン」や「コンプレッサー」は、とくに故障の原因としてよくトラブルになる場所です。
このファンやコンプレッサーが原因で室外機が止まってしまったのであれば、購入したメーカーへ問い合わせをし、修理を依頼することが必要になります。
しかし室外機が止まってしまったからといって、先程挙げたような故障であるとは断定ができません。
意外にも、室外機が止まることは故障時だけではないのです。
そのため、室外機が止まったときには自分でできる対処法を実践し、室外機が再度稼働し始めるかどうかを確認してみましょう。
自分で対処し室外機が動き始めれば故障ではないので、安心してそのまま使い続けることができます。
それでは、室外機が止まって修理に出す前に、自分でできる対処法についてご説明していきます。
エアコン室外機を修理する前に出来ることは?
エアコンの室外機は、システム保護機能が備わっているため、異常な熱を感知すると自然に停止することがあります。
これは決して室外機本体が故障してしまったわけではないため、適切な対処をすることで再稼働させることができます。
まず、室外機が回らない一番の原因が、「空気の流れが悪くなってしまっている」ことです。
室外機の障害物があったり、室外機と壁との間にゴミが溜まってしまっていることが考えられます。
さらに室外機がある場所に物置など空気の流れの妨げになる物を置いてしまうと、空気が流れにくいだけでなく室外機の温度がかなり高温になってしまい、室外機が自動で停止することがあります。
そういった状況になっていないかどうか、まずは確かめてみましょう。
室外機周辺に置いてあるものをどかすだけで、自然に室外機が回り始めるかもしれません。
その他にも考えられることは、普段からのメンテナンス不足が挙げられます。
室外機の裏のフィルターにほこりやゴミが溜まっていないか確認してみましょう。
特に、道路に面した場所に室外機を置いている場合は、ほこりが溜まりやすいので、
定期的にフィルターをきれいに掃除してあげることをおすすめします。
この2つのことを確認し実践してみても、室外機が回らないという状況が続くのであれば、
室外機の中のトラブルが考えられるので、メーカーに修理相談をしてみる必要があります。
まとめ
室外機が回らなくなるということは、故障以外にもいくつかの原因が考えられます。
「室外機が止まっている。故障したかも!」
と焦ってすぐにメーカーに連絡するのではなく、自分が確認できる範囲で室外機の状態を確認し、対処してみましょう。
自己対処後すぐに稼働するようであれば、とくに問題はありませんが、それ以降は定期的に目視で室外機をチェックすることを心がけるようにすると、同じようなトラブルが起こることを防ぐことができます。
・室外機の周辺に物を置かない
・高温になる場所を避ける
・ゴミやほこりはこまめに取り除く
日頃から、これらのことに注意し、室外機を目視で確認しておくとトラブルが起こりにくくなるのでおすすめです。