夏になると待ちに待った浴衣の出番。
夏が近づいてくると、
「今年はどんな浴衣にしようかな」
と、ワクワクする方も多いでしょう。
浴衣は、花火大会やお祭り、イベントなど様々な場面で着ることが出来るので、その年の夏のイベントをしっかりとチェックしておくことで、より多く浴衣を活躍させることが出来るはず。
しかし、注意しなければならないのが浴衣を着て出かける際のマナーです。
着てはいけない場所、時間、時期などをしっかりと考慮し、夏にしか出番のない浴衣を思いっきり活用するようにしましょう。
浴衣を着る場所を考えよう!着てはいけない場所とは?
浴衣を着ていってはいけない場所がいくつかあります。
着ていくことでマナー違反とみなされたり、非常識だと思われてしまう場合も。きちんと浴衣でいける場所、いけない場所を知っておきましょう。
そもそも昔浴衣は、寝巻きとして利用されていたもので、とてもカジュアルな装いだったのです。
もちろん今でもカジュアルな装いとして扱われています。
そのため、フォーマルな場所で着ていくことは非常識なので絶対にやめましょう。
「美術館」や「クラシックなコンサート」などでもマナー違反となることがあります。
正装をしなければならない「レストラン」や「パーティー」などでも着てはいけません。
他にも「高級レストラン」や「ブティック」でも浴衣はNGなことも。
浴衣を普段の服装に置き換えて考えてみると着ていってはいけないかどうかが判断しやすいですよ。
浴衣の際には下駄を履きますが、これを普段の服装に置き換えてみると、ビーチサンダルやスリッパと同格です。
そのため、裸足で行くと失礼にあたる場所には浴衣は着ていってはいけないということが分かります。
最近では、華やかな柄やデザインの浴衣が増え、オシャレに着ることが出来るようになりましたが、どんな浴衣でも着ていく場所を間違えればマナー違反です。
浴衣を着ていっても良い場所かどうかをしっかりと考えて判断し、非常識にならないように気をつけましょう。
浴衣を着るタイミングがある?時間帯や時期とは?
時期
浴衣は盛夏の時期に着るのがベストタイミングだと言えます。
月で言うと、7月から8月末までの暑い時期に浴衣を着るのが無難でしょう。
しかし最近では9月まで残暑が続くことがあったり、花火大会が9月に行われたりと、8月のお盆を過ぎても浴衣を着ている方もいらっしゃいますね。
浴衣を着る時期は決まっていませんが、涼しい時期に浴衣を着ているというのは少し常識はずれな印象をもたれるかもしれません。
そのため9月から6月までの浴衣はおすすめ出来ません。
しかし、地域によっては5月や6月に祭りが開催されることもあるので、そういった場合は寒さ対策に羽織りなどを持って浴衣を着ていくこともあるでしょう。
お祭りの中で浴衣を着ている人がたくさんいれば特に浮くことはありませんが、お祭りに着くまでの移動の際に浴衣を着て歩いていると、少し非常識かなと周囲に見られることがあるかも。
時間
そして浴衣を着る時間帯として適しているのは、一般的に夕方から夜にかけてでしょう。
昔は寝巻きとして浴衣を使用していたので、昼間に着るということがありませんでしたが、最近では浴衣でランチやぶらぶら散歩している姿を見かけることもあります。
そのため、近年は昼でも夜でも浴衣を着る事は問題ないと言えるでしょう。
昼間に浴衣を着る際には、少し濃い目の色を、夜に着る際には白っぽい色を選ぶと安心です。
昼間は日差しが強いので透けるのを避けるために濃い色を着用し、夜は暗闇でも浴衣が映えるように白っぽい色を選ぶと良いでしょう。
このように浴衣に関して少しだけでも知識を持っておくと、堂々と浴衣を楽しむことが出来るはずです。
※【保存版】浴衣や帯のお手入れ方法とは?クリーニングに出す必要はある?
※浴衣にビーチサンダルはOK?女は痛みを我慢したくないものだ!
※自宅での浴衣の洗い方と干し方で注意すべき点とは?洗濯のりは必要?
まとめ
浴衣で出かける際の機会やタイミング、マナーや常識を少しでも知っておくと、
「浴衣で来てはいけない場所みたい。どうしよう。」
「時期はずれの浴衣を着てしまった。」
などの後悔を防ぐことが出来ます。
普段よりも粋に見せることが出来る浴衣姿の魅力を、マナー違反で半減させてしまわないためにも浴衣を着る機会を前もって決めておきましょう。